海外生活で英語を身につけた方法【カナダ在住者の学習経験と勉強法】

カナダの暮らし

21歳の時、ひょんなことから初めて海外に行きました。行き先はイギリス・ロンドン。
それまで自分が日本の外に出るなんて、これっぽちも想像していませんでした。

初めて見たロンドンはまるで絵本の中にいるような街でした。
その時の感動は、一生忘れられません。
(10年後に実際に住んでみて、「思ったより汚い街だな」と思いましたが。笑)
その旅行で「いつかここに住んでみたい」という気持ちが芽生え、私は英語を学び始めました。

あの時、ロンドンのカフェでコーヒーを1人で注文することすらできなかった私ですが、今ではカナダでバリスタとして毎日英語だけで働いています。
CELPIPという英語試験でOverall 7を取得し、カナダの永住権も取得しました。

その道のりは決して順風満帆ではなく、今でも「もっと上手くなりたい」と思うことばかりです。
でも、振り返ってみると着実に前に進んでいたんだなとも感じています。

この記事では、海外ドラマを観ることから始まった私の英語学習の歩みを、正直にまとめました。
「英語が話せるようになりたい」「海外で働いてみたい」という方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

日本にいた頃の勉強法

英語を学ぼうと決意してから語学留学までの期間は、正直とても短いものでした。
なので、あれこれ手を出す時間はなく、やっていたことはほぼひとつ。
それは、海外ドラマを観ることでした。

ただ漠然と観るのではなく、気になった単語はメモしたり、登場人物のセリフを声に出して復唱したりしていました。
当時夢中になって観ていたのは、アメリカのドラマ「フルハウス」。
英語のセリフのリズムや言い回しを耳に馴染ませることが、最初の一歩でした。

学生時代、英語の授業を真面目に受けてこなかった私。
このやり方は「勉強する」という目的ではなく、とにかく英語の会話に浸ろうという考えでした。

参考書もアプリも使わなかった私ですが、今振り返ると「好きなものを通じて英語に触れる」というのは、最初の一歩としてとても理にかなっていたなと感じています。

語学学校で学んだこと

カナダに渡航後、約4ヶ月半語学学校に通いました。
学生時代に英語の授業をまともに受けてこなかった私にとって、語学学校は意味のあるものでした。
英語の勉強の仕方、文法の基本的なルール、基礎の基礎をそこで学びました。

クラスメイトは世界各国から集まった英語学習者たち。
英語力という意味では同じスタートラインにいるので、クラスメイトとの会話から英語が上達したかというと、正直そこまでではありませんでした。
でも、いろんな国のカルチャーや価値観に触れることができたのは、語学学校ならではの貴重な経験でした。

そしてもうひとつ、語学学校で気づいたこと。
それは日本人がいかに発言に消極的かということです。
日本では、控えめで相手を立てることが美徳と考えられるかもしれませんが
語学学校のクラス内では、ただシャイで消極的と捉えられることが多かったです。

他の国の学生は間違いを恐れずどんどん発言するのに対して、私は完璧な文章が頭の中でまとまるまで黙ってしまう傾向がありました。
この気づきはその後の英語学習に大きく影響しました。

一番効いた方法:実戦あるのみ

語学学校で基礎を学んだ後、一番英語力が伸びたと感じているのは1人で英語だけで行動することでした。
買い物も、道を聞くのも、手続きも、すべて英語でやってみる。

自分の中で特に一番英語が伸びたと感じた経験は、1人でモントリオールに旅行に行った時のことでした。
これは誰も助けてくれませんし、諦めることすらできません。
(なんせ、行動をしないと旅行の意味がないですし、野宿するわけにもいかないので笑)
学んだことを実際の場面で使うことで、頭の中にある知識が初めて「使える英語」になっていく感覚がありました。

教科書で学べることには限界があります。
実際の生活の中で英語を使い続けることが、結局のところ私にとっては一番の勉強法でした。

仕事を通じて伸びた英語力

カナダでバリスタとして働き始めてから、英語力は大きく伸びたと感じています。
毎日お客さんと日常会話を繰り広げる環境は、まさに生きた英語の練習場です。

特に意識しているのは、同僚とお客さんの会話に耳を澄ませること。
自分が直接関わっていない会話でも、聞こえてくる表現や言い回しをひっそり吸収しています。
わからない表現があれば、後で同僚に気軽に聞けるのも職場環境のありがたいところです。

仕事を通じて学んだのは英語だけではありません。
カナダ人のユーモアのセンスや、会話のテンポ、日常的な話題の広げ方など、教科書には載っていないリアルなコミュニケーションの感覚が少しずつ身についてきた気がしています。

海外で働くことは大変なことも多いですが、英語上達という意味では最高の環境だと思っています。

CELPIP受験記

カナダの永住権申請に必要だったのが、英語試験のスコアでした。
私が受験したのはCELPIP(Canadian English Language Proficiency Index Program)。
カナダの永住権申請で使える英語試験で、IELTSと並んでよく使われているものです。

対策としてやったことはシンプルで、ひたすら過去問を解くことでした。
問題を解きながら知らない単語が出てきたらメモして覚える、その繰り返しです。

スピーキングについては少し工夫が必要でした。
自分の話した内容を録音して聞き返すことで、発音や話し方の癖、言いよどみが多い箇所などを客観的に確認しました。
自分の声を聞くのは最初は恥ずかしいですが、これが意外と効果的でした。

結果はOverall 7。
当時の永住権の申請としては、必要なスコアをクリアすることができました。
試験対策を通じて、改めて自分の英語の弱点と向き合う良い機会にもなりました。

💡 CELPIPはカナダ永住や留学のための英語試験です。IELTSと違いカナダ英語に特化しているため、カナダに住んでいる方には取り組みやすい試験だと思います。

今の英語力と正直な課題

最初にカナダに来てから10年以上が経ち、日常生活や仕事で英語に困ることはほとんどなくなりました。
でも、「もう完璧」かというと、全くそんなことはありません。

例えば、車を修理に出したとき。
メカニックから説明を受けても、専門用語が多くてなかなか理解が追いつきません。
日本語なら前後の文脈から推測できることでも、英語だとまだそこまでの余裕がないと感じます。
特定の分野の専門用語は、やはりその場面に繰り返し身を置かないと身につかないものだなと実感しています。

また、不意に話しかけられた英語を聞き返してしまう癖もまだあります。
心の準備ができていない瞬間の英語はやはり聞き取りにくく、これは今も課題のひとつです。

これからの目標は2つ。
英語での記事執筆のスピードをもっと上げること、そして日本語と同じくらい瞬時にリーディングができるようになること。
英語学習に「ゴール」はないのだなあと、改めて感じる毎日です。

まとめ

今回は、コーヒーも1人で注文できなかった21歳から始まった私の英語学習の歩みをまとめました。

内容
学習のきっかけ 21歳・初めての海外旅行(ロンドン)
日本での勉強法 海外ドラマを観る・セリフを復唱する
語学学校 文法の基礎・異文化への気づき
一番効いた方法 1人で英語だけで行動する・実戦あるのみ
英語試験 CELPIP Overall 7取得
現在 カナダでバリスタとして毎日英語で働く

振り返ってみると、特別な勉強法は何もしていません。
好きなドラマを観て、とにかく使ってみて、失敗しながら少しずつ慣れていく。
その積み重ねだったと思います。

英語が話せるようになりたいと思っている方に伝えたいのは、完璧を目指さなくていいということ。
まず口に出してみること、実際の場面で使ってみることが、一番の近道だと私は思っています。

私自身、まだまだ学び続けている途中です。
一緒に頑張りましょう!

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