カナダの銀行口座開設ガイド【Big 5比較・体験談あり】

カナダの暮らし

はじめに

カナダで生活を始めるにあたって、まず必要になるのが銀行口座の開設です。
日本でも銀行口座は必需品ですが、カナダの銀行は仕組みや文化が日本とかなり異なります。

私が初めてカナダで口座を開いたのは2014年、語学留学中のことでした。
それから10年以上、Scotia Bank・TD・BMOと渡り歩き、現在はBMOに落ち着いています。

「カナダの銀行ってどこがいいの?」「口座開設って難しい?」そんな疑問を持つ方に向けて、主要銀行の比較と私自身の体験をまとめました。
これからカナダに来る方や、銀行の乗り換えを考えている方の参考になれば嬉しいです。

カナダの主要銀行(Big 5)とは?

カナダには「Big 5」と呼ばれる5つの主要銀行があります。
カナダで口座を開設するなら、まずこの5つの中から選ぶのが一般的です。

銀行名 通称 特徴
Royal Bank of Canada RBC カナダ最大手。全国1,400以上の支店。日本語通訳サービスあり
Toronto-Dominion Bank TD 第2位。バンクーバー支店に日本語対応あり。ワーホリ・留学生向けプランあり
Bank of Nova Scotia Scotiabank 第3位。海外支店が最も多くグローバルに展開
Bank of Montreal BMO カナダ最古の銀行。学生向けプランあり
Canadian Imperial Bank of Commerce CIBC 第5位。カナダで初めてATMを導入した銀行

どの銀行を選んでも基本的なサービスはほぼ同じです。
大きな違いは口座維持費(月額手数料)やプランの種類。
結局のところ、自分の生活圏に支店があるかどうかが一番の選び方のポイントになることが多いです。

私自身、Scotia Bank・TD・BMOと渡り歩いてきましたが、引越しのたびに「近くにある銀行」を選んできました。
生活圏内に支店やATMがあると何かと便利です。

日本語サポートを重視するなら、バンクーバーではRBCやTDが選択肢になります。
ただし英語力に不安があっても、一度口座を開いてしまえばほとんどの手続きはアプリやオンラインで完結するので、そこまで心配しなくて大丈夫です。

口座の種類:ChequingとSavingsの違い

カナダの銀行口座には主に2種類あります。
日本では「普通預金」「定期預金」といった区分けが一般的ですが、カナダではChequing AccountSavings Accountに分かれています。

Chequing Account Savings Account
用途 日常的な支払い・引き出し 貯蓄用
デビットカード 紐づけられる 基本的にない
取引回数 プランによって制限あり 制限あり(引き出し回数など)
金利 ほぼなし Chequingより高め

口座を開設すると、多くの場合この2つがセットで作られます。
日常の買い物や給料の受け取りはChequing、使わないお金の管理はSavingsという使い分けが一般的です。

私もBMOでこの2つを持っており、給料はChequingで受け取り、日常的に使わないお金ができたらSavingsに移すという使い方をしています。
現在使っているのはBMOのPractical Planで、月額$4のプランです。
口座を開くまでプランの詳細をあまり意識していませんでしたが、今のところ特に困ったことはありません。笑

無料オンライン銀行

ちなみに「とにかく手数料を抑えたい」という方には、CIBCの傘下であるSimplii FinancialTangerine無料オンライン銀行がおすすめです。
月額無料・無制限取引で、ワーホリや永住者でも開設可能。
ただし実店舗はないため、すべてオンラインでの手続きになります。

それでは、Big 5と無料オンライン銀行、どちらが自分に合っているのでしょうか?

Big 5 vs 無料オンライン銀行、どちらを選ぶ?

Big 5(実店舗あり) Simplii・Tangerine(オンラインのみ)
月額手数料 $4〜$30(条件付きで無料になる場合も) 無料
実店舗 あり なし
ATM 自行ATMは無料 SimpliiはCIBC ATM(3,400以上)が無料
窓口サポート あり なし(電話・オンラインのみ)
ワーホリ・留学生・PR 開設可能 開設可能

Big 5の最大のメリットは、困ったとき、いつでも支店に行ける安心感です。
私自身、引越しのたびに近所の銀行を選んできたのもそれが理由。

カナダに来たばかりで英語力に自信がない方や、銀行の手続きに不安がある方にはBig 5がいいかもしれません。
窓口で直接話して口座を開設するハードルはありますが、口座開設は簡単です。

オンライン銀行はトラブルが起きた際のサポートがすべて電話・オンライン対応になるため、いざというときに支店に駆け込める安心感はBig 5ならではです。
慣れてきたら、節約目的でオンライン銀行を追加するのも一つの手かと思います。

口座開設の手順

Big 5の口座開設は支店に直接行くだけでOKです。
事前予約なしで当日窓口に行けば対応してもらえることがほとんどです。

用意するもの

必要なもの
パスポート 身分証明として必須
ビザ(該当する場合) ワーホリ・学生ビザ・就労ビザなど
カナダの住所 口座開設前に住所が決まっていることが必要
SIN(社会保険番号) 就労する場合は必要。なければ後日提出でも可な場合あり

当日の流れ

窓口で「I’d like to open a bank account.」と伝えればOK。
担当者がプランを説明してくれるので、自分の状況(ワーホリ・留学・就労など)を伝えながら選びましょう。
開設は、ChequingとSavingsの2口座セットがほとんどです。
デビットカードは、その場か後日郵送で受け取れます。

私自身は口座開設にそれほど苦労した記憶がなく、「気づいたら終わっていた」という感じでした。笑
英語でのやり取りに不安があっても、担当者が丁寧に誘導してくれるので、思ったよりスムーズに進むと思います。

また、観光ビザ(tourist visa)での滞在中は、原則として口座開設ができません。
ワーホリ・学生・就労ビザ、または永住権が必要です。

私の銀行遍歴:Scotia→TD→BMOに落ち着くまで

私が初めてカナダで口座を開いたのは2014年、語学留学中のことでした。
当時選んだのはScotia Bank。
理由は特になく、なんとなく学校の近くにあったからだったと思います。笑

当時、無料オンライン銀行という選択肢があったかどうかは知りませんでした。
ただ、Big5のScotia Bankでも無料のプランがあったため、あまり考えず、歩いて行けるScotia Bankにしました。

その後、住む場所が変わるたびに銀行も変わりました。
ノバスコシア州に住んでいた頃はTDを使っていましたが、引越しを機に近くになくなってしまい解約。
現在のBMOはアルバータ州に移り住んだ2017年頃に開設したもので、家から歩いていける距離にあったのが決め手でした。

Scotia BankもTDも、解約した理由は「引越し先の近くに支店がなくなったから」というシンプルなものです。
Big 5の場合は特に、カナダの銀行選びは結局のところ生活圏内にあるかどうかが大きいと、自分の経験からも感じています。

現在はBMOのPractical Plan(月額$4)のChequingとSavingsを使いながら、2019年頃からBMOのクレジットカードも併用しています。
同じ銀行でまとめると管理がしやすいので、今のところこの組み合わせが自分には合っています。

使ってみて感じた日本との違い

カナダの銀行を使ってみて、日本と大きく違うと感じた点がいくつかあります。

デビットカードとタップ決済の手軽さ

初めてカナダでデビットカードを使ったのは2014年のこと。
カードをタップするだけで支払いが完了する手軽さに、当時は本当に驚きました。

現金を触らずにここまで簡単に支払いができるのか、と。
日本でも現在はデビットカードやタップ決済が普及してきていますが、カナダはずっと前からそれが当たり前の文化として根付いていました。

窓口に行く必要がない

日本の銀行といえば、入り口で整理券を受け取って、たくさんの窓口で順番を待って…というイメージがある方も多いと思います。
カナダではそんな概念がほとんどありません。

振り込みも公共料金の支払いも、すべてアプリやオンラインバンキングで完結します。
小切手もスマートフォンでスキャンするだけで入金できるので、銀行の窓口に行く必要性が全くと言っていいほどありません。

お金の仕組みは日本よりずっと進んでいる

こういったキャッシュレス文化や利便性という点では、カナダは日本よりもかなり早くから進んでいたなと感じています。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れてしまえばむしろ快適です。

まとめ

今回はカナダの銀行口座開設について、私自身の10年以上の体験をもとにまとめました。

内容
主要銀行 Big 5(RBC・TD・Scotiabank・BMO・CIBC)
口座の種類 Chequing(日常用)とSavings(貯蓄用)の2種類
開設に必要なもの パスポート・ビザ・カナダの住所・SIN
手数料 Big 5は月額$4〜・オンライン銀行は無料
銀行の選び方 生活圏内に支店 or ATMがあるかどうかがポイント

カナダの銀行は日本とは仕組みも文化もかなり異なりますが、慣れてしまえばむしろ日本より便利だと感じる部分も多いです。

私自身、語学留学からワーホリ、就労ビザ、そして永住権とビザのステータスが変わる中で、いくつかの銀行を渡り歩いてきました。
振り返ってみると、どの銀行も口座開設自体はそれほど難しくなく、「とりあえず近くにある銀行に入ってみた」という感覚で今に至っています。

これからカナダに来る方は、まず生活圏内にある銀行に足を運んでみるところから始めてみることをお勧めします。
難しく考えすぎず、使いながら慣れていけば大丈夫です。

ちなみにイギリスでの銀行口座開設は、カナダに比べてもっと難しかった気がします。。

この記事が、カナダでの銀行開設を考えている人の少しでも参考になれば嬉しいです。

⚠️ 免責事項 この記事は筆者個人の体験および執筆時点の情報をもとにしています。銀行のプランや手数料は変更される場合があります。最新情報は各銀行の公式サイトにてご確認ください。
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