「カナダって何が有名なの?」
カナダに来る前の私は、そのくらいの印象しか持っていませんでした。
最初のカナダ行きは語学留学が目的でした。
他の国の選択肢もありましたが、物価が高いイギリスや、英語のアクセントが強いオーストラリアなどに比べて、色んな意味でハードルが低いカナダが自分に合っていると思ったからです。
そんな「なんとなく」で選んだ国でした。
そして私は今、カナダの永住権(Canada permanent resident card)を持って、カナダで生活しています。
この記事では、私の語学留学からワークビザ、そして永住権取得までの道のりをリアルにお伝えします。
カナダへの移住や永住権取得を考えている方の参考になれば嬉しいです。
・カナダ永住権を取得しようと思ったきっかけ
・永住権取得の流れと費用
・取得までに大変だったこと
・永住権を持つことで変わったこと
なぜ永住権(PR)を目指したのか
カナダに最初に来たのは、半年間の語学留学でした。
半年間の語学留学では物足りず、翌年にワーキングホリデービザで再びカナダに来ました。
そして、スノーボードに出会い、もっと上手くなりたい!もっとカナダで滑りたい!と思っている最中、
運よくワークビザを出してくれる会社に出会い、そこから約3年間ワークビザでカナダに住むことになります。
そして2020年、パンデミックが起きました。

隔離生活の中、毎日ニュースで日本政府とカナダ政府の動きを見ていました。
その中で、カナダ政府の決断の早さ、国民への対応を見て「この国は安心して暮らせる国だ」と、強く感じるようになりました。
仕事もなく、時間が無限にあったパンデミック期間中。
そこで「なんとなく」永住権取得のための英語の勉強を始めました。
CELPIPというカナダの英語試験でスコアを取るための勉強です。
私の場合、最初から「絶対に永住権を取る!」という強い意志があったわけではありません。
でも振り返ってみると、カナダ政府への信頼と、この国でもっと自由に生きたいという気持ちが、自然と私を動かしていたのかもしれません。
永住権取得の流れ
英語試験(CELPIP)

永住権申請に必要な英語試験として、私はCELPIPを選びました。
CELPIPはカナダで開発された英語試験で、永住権申請などに広く使われています。
カナダの永住権申請のために受ける試験(英語)は、CELPIPかIELTSの選択肢がありますが、
当時はパンデミックのため、直接面接官との対話形式の試験があるIELTSは一切受けられませんでした。
私のスコアはOverall 7。
素晴らしいスコアではないものの、当時の永住権申請には十分なスコアでした。
勉強方法は、過去問をひたすら解くことでした。
特にスピーキングは、自分が話した内容を録音して聞き返し、発音や表現を何度も確認しながら練習しました。
地道な作業ですが、この繰り返しが一番効果的だったと思います。
申請カテゴリー
最初はExpress Entryで進めていましたが、最終的には州のプログラム(Provincial Nominee Program)を通じて永住権を取得しました。
申請の状況や自分のプロフィールによって、最適なルートが変わることがあります。
申請から取得までの期間
申請から取得まで、約2年弱かかりました。
永住権の申請は長期戦です。
焦らず、着実に進めることが大切です。
費用について
私の場合はエージェントにお願いしたため、トータルで約$5,000程かかりました。
エージェント費用が大部分を占めますが、その分書類の準備や手続きをサポートしてもらえるので心強い選択でした。
一方、自身で申請を行う場合は政府申請料のみとなり、当時は約$1,200程で取得できました。
英語力と時間に余裕がある方は、セルフ申請も選択肢のひとつです。
大変だったこと・葛藤

申請から取得まで、約2年弱。
その長い時間の中で、自分の気持ちは何度も揺れ動きました。
「本当に永住権が欲しいのか?」
そんな葛藤が、申請期間中ずっと頭の中にありました。
当時、私にはずっと叶えたい夢がありました。
それがイギリスへのワーホリ(YMS)です。
カナダの永住権を取るか、イギリスに行くか・・・。
どちらか諦めないといけないと思い、かなり悩みました。
結果的には、エージェントのサポートもあり、両方を実現することができました。
しかしその分、永住権の取得までに時間がかかったことも事実です。
永住権申請は、書類の準備や手続きだけでなく、自分自身と向き合う時間でもありました。
「これからどこで、どう生きたいのか」。
その問いと向き合い続けた2年間だったと思っています。
永住権を取得してよかったこと

永住権を取得して、一番大きく変わったのは「人生の選択肢が広がった」ということです。
日本だけが自分の居場所じゃない。
そう思えるようになったことで、日々の考え方や小さな選択の仕方まで、自然と変わっていきました。
また、カナダの永住権を持っているというだけで、周りから一目置かれることもあります(笑)。
ワークビザと永住権の大きな違い
ワークビザでカナダに住んでいた頃は、常に雇用主との条件が伴っていました。
仕事は嫌いではなかったのですが、いつも縛られているという感覚がありました。
しかし永住権を取得してからは、その不安が一切なくなりました。
働くことも、場合によっては働かないことも自由に選べます。
キャリアアップしたければそれもできる。
自分の意志で人生を選べるという感覚は、思っていた以上に大きなものでした。
もし、カナダに長く住みたいと少しでも思っているなら、早めに永住権取得に向けて動き出すことをおすすめします。
申請には時間がかかります。
動き出すのは、早ければ早いほど良いです。

現在、永住権の申請をしている友人に話を聞いたところ
すでに2年以上待っているとのことでした。。。
ぜひ、早めの決断・行動を!
まとめ
カナダに来る前、私はカナダのことをほとんど知りませんでした。
「なんとなく」で選んだ国で、スノーボードに出会い、仕事に出会い、パンデミックを経験し、気づけば永住権を取得していました。
人生は、どこでどう変化するのかわかりません。
でも、その時その時に「やってみよう」と動いた結果が、今の私の人生を作っていると思っています。
カナダは移民国家です。
どんなバックグラウンドを持つ人でも、平等に扱ってくれる文化があります。
それが良い方向に働くこともあれば、そうでないこともあります。
でもそれも含めて、カナダに住んでみて初めてわかることがたくさんありました。
海外移住に興味がある方、カナダが気になっている方、ぜひ一歩踏み出してみてください。
「なんとなく」で始まった私の旅が、人生を大きく変えてくれたように、あなたの人生も思わぬ方向に広がるかもしれません。


