森と湖の国フィンランドには、たくさんの伝統料理があります。
また自然豊かなフィンランドでは素材の味を生かしたシンプルな料理が多く、日本人の私たちの口に合うものばかりです。
今回はフィンランドへ行ったら、食べるべき料理や菓子をご紹介します。
・フィンランドに行ったら食べるべきもの
・フィンランドの伝統料理
- フィンランドで食べるべき料理・菓子 12選
- Karjalanpiirakka カレリアンピーラッカ(ライスパイ)
- Korvapuusti コルバプースティ (シナモンロール)
- Mustikkapiirakka ムスティッカピーラッカ(ベリーパイ)
- Leipajuusto レイパユースト(チーズブレット)
- Ruisleipa ライ麦パン(ルイスレイパ)
- Kalakukko カラクッコ(フィッシュパイ)
- Friesd Muikku ムイック(フライドフィッシュ)
- Graavilohi グラーヴィロヒ(サーモン)
- Lohikeitto ロヒケイット(サーモンクリームスープ)
- Poronkaristys ポロンカリストゥス(トナカイのソテー)
- Salmiakki サルミアッキ(リコリス菓子)
- まとめ
フィンランドで食べるべき料理・菓子 12選
フィンランドへ行ったら、食べるべき料理・菓子 12選はこちらです。
- カレリアンピーラッカ Karjalanpiirakka
- コルバプースティ Korvapuusti
- ベリーパイ Mustikkapiirakka
- レイパユースト Leipajuusto
- ライ麦パン Ruisleipa
- カラクッコ Kalakukko (fish pie)
- モトコクチマス Muikku (fried vendance)
- サーモン Graavilohi (cured salmon)
- サーモンスープ Lohikeitto (Creamy salmon soup)
- トナカイ肉 Poronkaristys (sauteed reindeer)
- リコリス Salmiakki (salty liquorice)
それでは、ひとつひとつご紹介していきます。
Karjalanpiirakka カレリアンピーラッカ(ライスパイ)
カレリアンピーラッカは、ライ麦粉と小麦粉の生地にライスプディング(ミルク粥)などを乗せ、焼き上げたフィンランドのパイ料理です。
フィンランドのあらゆるお店やカフェなどで、カレリアンピーラッカを見かけることが出来ます。
元々はフィンランドの東部カレリア地方の伝統料理で、継続戦争による避難民によって伝来しました。
カレリアンピーラッカはフィンランドの朝ごはん、スナックまたウェディングでも食べられることがあります。
Korvapuusti コルバプースティ (シナモンロール)
フィンランドといえば、シナモンロールを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
フィンランド語でシナモンロールは、コルヴァプースティ(korvapuusti)と呼ばれています。
これは「叩かれた耳」という意味で、フィンランドのシナモンロールの側面の形が耳のように見えることから付けられた名前のようです。
ライスパイ同様に、フィンランドのいろんなカフェなどでシナモンロールを見かけることができます。
そしてどこのシナモンロールもとても美味しいです。
Mustikkapiirakka ムスティッカピーラッカ(ベリーパイ)
夏の間、フィンランドの森ではたくさんのベリーがたくさん取れます。
ムスティッカピイラッカは、フィンランドのベリーパイです。
ムスティカピイラッカは、私たちがイメージするようなパイではなくパイ、タルト、チーズケーキを組み合わせたケーキです。
夏の定番のムスティカピイラッカはバニラソースをかけると、またさらに絶品です。
Leipajuusto レイパユースト(チーズブレット)
レイパユーストは、フィンランドの伝統的なチーズ料理です。
その特徴は出産したばかりの牛の濃厚なミルクから作ることで、そのミルクを凝固させた後にオーブンで焼き上げます。
表面はオーブンの熱で白と黒の斑点ができるので、フィンランドでは「チーズのパン」と呼ばれています。
また「キュッキュッ」と音のなる弾力があることも特徴の一つで、ジャムと一緒に食べられることが多いです。
Ruisleipa ライ麦パン(ルイスレイパ)
ライ麦パンは、いろんな国でもよく見られるかもしれません。
ですが、フィンランドのルイスレイパはライ麦100%の濃厚なパンです。
ルイスレイパはフィンランドの主食の一つであり、何千年もの間フィンランド人のアイデンティティの一部でした。
ライ麦パンはオープンサンド用に薄いクリスプ状にしたり、バターを塗って食べたりします。
マーケットなどでは、新鮮なサーモンなどがトッピングされたルイスレイパのオープンサンドが売られています。
ぜひ、白ワインと一緒に召し上がってみてください。
Kalakukko カラクッコ(フィッシュパイ)
カラクッコは、魚と薄切りにした豚ばら肉あるいはベーコンを段々に重ねてからライ麦粉で練り上げた生地で包み込み、オーブンで時間をかけてじっくり焼き上げたフィンランドの料理です。
これはフィンランドの東部サヴォ地方にある、クオピオ由来の郷土料理です。
中に詰める魚には、フィンランドでは“ムイック”(Muikku)と呼ばれているモトコクチマスと言う小さな魚です。
カラクッコは2003年2月に、伝統的特産品保護(TSG)に認定された料理でもあります。
ぜひ、召し上がれる機会があれば試してみてください。
Friesd Muikku ムイック(フライドフィッシュ)
フィンランド語でムイック(Muikku)と呼ばれる、モトコクチマス(Vendance)という魚です。
上記のカラクッコの中に入っている魚と同じ魚です。
モトコクチマスはサケ科の淡水魚の一種で、北ヨーロッパに生息する栄養価の高い魚です。
揚げたモトコクチマスはとても絶品で、外側がサクサクで中がふわふわです。
見た目よりもさっぱりしているため、いくらでも食べられます。
ヘルシンキにあるマーケットスクエア(Market Square)にある屋台でも売られていますので、ぜひ海を眺めながら召し上がってみてください。
Graavilohi グラーヴィロヒ(サーモン)
フィンランド人はサーモンが大好きで、フィンランドには漁場がたくさんあります。
グラーヴィロヒは北欧料理のひとつで、サーモンを加熱せず調理する料理です。
新鮮なサーモンの切り身に粗塩や砂糖、胡椒、ハーブ類を漬け込み、寝かしてから食べる料理です。
フィンランド人同様に、魚好きの日本人の口には必ず合う料理の一つです。
Lohikeitto ロヒケイット(サーモンクリームスープ)
フィンランドのサーモンスープ、ロヒケイットは絶品です。
ロヒケイットは他の北欧諸国でも、一般的な料理。
最も人気なものは、クリーミーな白いスープにサーモン、玉ねぎ、じゃがいもを入れてディルを添えた物です。
クリーミーでボリューミーなので、秋冬の寒い日にはぴったりの料理です。
Poronkaristys ポロンカリストゥス(トナカイのソテー)
ポロンカリストゥスは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシア、サハ州のサプミの伝統料理です。
トナカイの肉は薄切りで、バターでソテーし柔らかくなるまでお酒でゆっくりと煮込みます。
最も伝統的な食べ方は、クリーミーなマッシュポテトとリンゴベリージャムと一緒に食べます。
ちなみにトナカイの肉は栄養豊富。
レストランで見つけた際は、ぜひ召し上がってみてください。
Salmiakki サルミアッキ(リコリス菓子)
ヨーロッパでは良く見かけるリコリス菓子は、もちろんフィンランドでも人気のお菓子です。
リコリス菓子のひとつであるサルミアッキのキャンディは、北欧周辺地域では伝統的に食べられ、北欧ではその国を代表する菓子と言っても良いほど多くの人々に食べられています。
しかしその一方で、「世界一まずい菓子」とも言われています。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。
まとめ
日本人に大人気なフィンランド。
建物やデザインなども魅了されますが、フィンランド料理も日本人の口に合うものばかりです。
また、コーヒーを飲んでゆっくりする時間を大切にするフィンランド。
フィンランドで過ごす時間を美味しいフィンランド料理・菓子と共に楽しんでください。