「かもめ食堂」という映画をご存知でしょうか。
フィンランド・ヘルシンキを舞台にした、人々がのんびりと平和に過ごす日常を描いた作品です。
私は、この映画を観て以来、「いつかヘルシンキに行きたい」という気持ちをずっと持っていました。
実際に訪れて感じたのは、街のいたるところにカフェがあり、コーヒーを片手にゆったりと時間を過ごす文化が根付いているということ。
また街を歩くだけで、フィンランドが長い歴史の中でデザインに力を入れてきたことが伝わってきます。
北欧の中では「田舎」と言われることもあるそうですが、森と海と湖に囲まれた、自然と共存する美しい街でした。
ヘルシンキには多くの観光スポットがありますが、今回は実際に訪れて私が特に気に入ったスポットを厳選してご紹介します。
・ヘルシンキ観光で外せないスポットと概要
・ヘルシンキ観光の計画
ヘルシンキの外せない観光スポット7選!
- ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)
- マーケット広場(Market Square)
- オールド マーケット ホール(Vanha Kauppahalli)
- スオメンリンナ島(Suomenlinna )
- テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)
- カフェ・レガッタ(Cafe Regatta)
- デザインミュージアム(Design Museum)
それでは、一つずつ紹介していきます。
ヘルシンキ大聖堂(Helsinki Cathedral)

ヘルシンキの景色といえば、ヘルシンキ大聖堂のこの景色を最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
ヘルシンキのランドマークであるこの大聖堂は、ドイツ人のカール・ルートヴィッヒ・エンゲル氏によって独自にデザインされ、1852年に完成しました。
完成当初は聖ニコラス教会と呼ばれていましたが、ロシアからの独立などを経て1959年にヘルシンキ大聖堂の名に改称されました。
建物はネオ・クラシック様式で、大聖堂の屋根にはイエス・キリストの12使徒の彫刻があります。

ヘルシンキ大聖堂は、上から見ると「ギリシャ十字」の形になっています。
また四角形の4つの辺に当たる面には、コリント式の6本の柱列と三角形の屋根が施されています。
アドレス:Unioninkatu 29, 00170 Helsinki, Finland [地図]
営業時間:月~土 9:00-18:00, 日 11:00-18:00(9~5月)
月~土 9:00-21:00, 日 11:00-21:00(6~8月)
マーケット広場(Market Square)

ヘルシンキのマーケット広場は青空市場で、場所は上記のヘルシンキ大聖堂のすぐ近くにあります。
このマーケットは、ヘルシンキで最も有名なマーケットです。

マーケットで食べられるミックスプレート
マーケット広場は、青果・飲食・クラフトの3つのエリアに分けられています。
青果のエリアには、旬のフルーツや野菜などが並んでいます。
飲食のエリアでは、新鮮な魚料理を楽しめたり、カフェでお茶を楽しんだりとバリエーション豊かです。

マーケットで食べられるケーキとコーヒー
またクラフトコーナーではフィンランドの伝統的な工芸品だったり、アクセサリーなどが販売されています。
ここでしか手に入らないような特別なお土産を手に入れることが出来るかと思います。

アドレス:Eteläranta, 00170 Helsinki, Finland [地図]
営業時間:月~金 8:00-18:00, 日 8:00~16:00(夏季)/ 月~土 8:00~16:00(冬季)
オールド マーケット ホール(Vanha Kauppahalli)

オールド マーケット ホールは、ヘルシンキで最も古い歴史を持つ屋内マーケットです。
19世紀のヘルシンキでは、食品取引は主に市場で行われていました。
このような屋根付きのホールに移転する取り組みを始めたのは、世紀末になってからになります。
これは食品の取り扱いにおける、衛生に対する意識の高まりからでした。
そして、1889年にオールド マーケット ホールはオープンしました。

このマーケットではチーズや鮮魚、貝類、野菜、果物、ケーキやコーヒーなど様々な食材を販売をしています。
また小さなレストランやバーなどもありますので、お食事をする場所としても最適です。
ぜひ新鮮な魚介類とワインなどをその場で楽しんでみてください。

アドレス:Eteläranta, 00130 Helsinki, Finland [地図]
営業時間:月~土:08:00-18:00, 日:10:00-17:00
スオメンリンナ島(Suomenlinna)

スオメンリンナ島は、ヘルシンキ市内から4kmの場所にある海上要塞です。
ヘルシンキのマーケット広場にある船乗り場から、フェリーで20分程でアクセスすることができます。
スオメンリンナの要塞は、1991年にユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されたところでもあります。
その歴史はフィンランドがまだスウェーデンの一部だった1748年、ロシアの拡張主義に対する防御として要塞の建設を開始したことからになります。

1808年にフィンランドはスオメンリンナの要塞をロシアへ引き渡し、その後110年にわたりロシアの海軍基地となっていました。
1918年、要塞はフィンランド領となり、スオメンリンナと名づけられました。
その後フィンランドは国防総省を通じてスオメンリンナを管理し、1973 年にその大部分を文民統制に引き渡しました。
島には今でも砲台や潜水艦などが残っており、戦いの歴史を物語っています。


スオメンリンナ島では、現在も800人もの人々が生活をしています。
島にはミュージアム、カフェ、レストランなどもあり、また地元の人々はこの島でピクニックを楽しんだりしています。
歴史に興味がある方にも、またのんびり時間を過ごしたい人にもお勧めのスポットです。
アクセスは、公共交通機関(フェリー19番)で行けます。
スケジュールはGoogle Map、またはHSLのサイトからご確認ください。

テンペリアウキオ教会(Temppeliaukio Church)

テンペリアウキオ教会は別名「岩の教会(Rock Church)」とも呼ばれる教会で、その名の通り氷河期時代から残る天然岩をくり抜いて作られた教会です。
テンペリアウキオ教会は小高い丘にある住宅地にあり、第二次世界大戦後にスオマライネン兄弟の設計により1969年に完成した教会です。
教会はドーム型になっていて、天窓からは自然光が差し込み、とても幻想的な雰囲気です。
自然を大切にする、フィンランドらしい教会。

また音響の質はほとんど加工されていない荒い岩の表面により、生み出されています。
ここでは、ピアノのコンサートや演奏会などが開かれています。

私が訪れた時は、聖歌隊の練習が行われていました。
とてもラッキーでした^^
カフェ・レガッタ(Cafe Regatta)

カフェ・レガッタはトーロー(Töölö)地区の海沿いにあるカフェで、135年以上もの歴史があります。
この伝統的な赤いコテージのカフェは、19世紀後半にパウリグ氏のカフェビジネス一家が所有していた漁小屋でした。


カフェ・レガッタでは焼きたてのシナモンロールや、ブルーベリーパイなどを美味しいコーヒーと一緒に楽しむことができます。
カフェ・レガッタは狭い店内ですが、天気がよければ海の景色を望むカフェのテラスにある席でお茶を楽しむことが出来ます。
デザインミュージアム(Designmuseo)

ヘルシンキにはたくさんのミュージアムがありますが、今回はデザインミュージアムに行って来ました。
デザインミュージアムは、デザイン地区にあります。
このデザイン博物館には、19世紀から現代に至るフィンランドを代表するプロダクトデザインと美術工芸品、工業デザインの歴史をメインに展示しているミュージアムです。

日本でも大人気なファションブランドのマリメッコ、イッタラ(ittala)やアラビアなどの食器ブランド、そして世界的に有名なデザイナーアルヴァ・アアルトやエーロ・アールニオなど、フィンランドを代表する様々な展示が楽しめます。
1階の常設ギャラリーにはフィンランドデザインの歴史が展示され、2階の展示スペースではフィンランドのデザイナーやアーティストによる展示が随時行われています。
北欧デザインが好きな方はぜひ訪れてみてください。
アドレス:Korkeavuorenkatu 23, 00130 Helsinki, Finland [地図]
営業時間:月~金 11:00-20:00 土~日 11:00-18:00
おまけ

今回の滞在では行けなかったのですが、
次回は行きたいなってところをご紹介します^^
ヌークシオ国立公園(Nuuksio National Park)

ヌークシオ国立公園は、フィンランドに多くある国立公園の一つです。
1994年に設立されたこの大きな国立公園には、森林や湖が広がっています。
ヘルシンキ市内から2番目に近い国立公園で、公共交通機関で簡単にアクセスすることが出来ます。
ヌークシオ国立公園では、夏はサイクリングやハイキング、冬はスキーなどが楽しめることができます。
また、ヌークシオ国立公園にあるハルティア自然センター(Haltia The Finnish Nature Centre)の付近には、レストランやロッジがあります。
都会から離れて、自然の中でのんびりしたい人にはお勧めところです。

Haltia Lake Lodge

Haltia – The Finnish Nature Centre
ちなみにここは、映画「かもめ食堂 (2006年)」の表紙の撮影地となったところです。
冒頭でも触れたように、「かもめ食堂」は、私がフィンランドに興味を持つきっかけになった映画です。
フィンランドの雰囲気をそのまんま映画にしたような作品ですので、ぜひご覧になってみてください。
アアルトのアトリエと自邸(Studio Aalto & Aalto House)
アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナー。
アアルトの設計は建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐にわたります。

アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルト
ヘルシンキには、アアルトの自邸(THE AALTO HOUSE)とアアルトのアトリエ(STUDIO AALTO)があります。
いずれも、ウェブでの事前予約が必要ですので興味がある方はチェックしてみてください。
また、ヘルシンキ市内からは少々離れていますので、計画的に訪問してみてください。
詳しくは下記のリンクからご確認ください。

アドレス:Riihitie 20, 00330 Helsinki, Finland [地図]アアルトのアトリエ(STUDIO AALTO)[公式サイト]
アドレス:Tiilimäki 20, 00330 Helsinki, フィンランド [地図]
ヘルシンキ観光のオプショナルツアーを探すなら、現地プランはKKdayで検索!【KKday】
が便利です。現地ならではのツアーが豊富で、日本語で予約できるものも多いです。
まとめ

映画「かもめ食堂」に憧れて訪れたヘルシンキは、期待以上の街でした。
のんびりとしたカフェ文化、洗練されたデザイン、そして自然と調和した街並み。
現代的な建物と歴史的な建物が共存し、美術館も多く、建築好きにも美術好きにも楽しめる街です。
ぜひ映画をご覧になってから、ヘルシンキへ旅立ってみてください。
きっとコーヒーの一杯がより特別な味に感じられると思います。




