アムステルダム「飾り窓地区(Red Light District)」ってどんなところ?【オランダ】

旅行記

オランダ・アムステルダムといえばアートや建築物、またチューリップなどで有名な観光地です。
それらに加え、アムステルダムでは有名な地区があります。

それは、アムステルダムの飾り窓地区。
英語ではRed Light District (レッドライト ディストリクト)といいます。

今回は、アムステルダムの飾り窓地区に行ってきました。

アムステルダムの飾り窓地区(Red Light District )とは

飾り窓地区(Red Light District )とは風俗店、ストリップクラブ、成人劇場が集中している地区のことを言います。
オランダの他にもドイツやベルギーにも飾り窓地区は存在します。

道路に面したガラス張りのドアが並んでいて、赤いランプを灯しています。
そのガラスの扉の向こうには、下着や水着など露出の高い服装で女性が通行人を招いています

扉の目の前で立ち止まれば、中の女性が出てきて商談をします。
商談が成立すれば、招き入れられカーテンが閉じられます。

下記の動画で、どんなところかイメージが湧くかなと思います。

飾り窓地区の歴史

アムステルダムの飾り窓地区は、その長い歴史があることでも有名です。

13世紀、島々を結ぶ橋が建設された頃、この地区は貿易港でした。
当時から彼女たちは存在し、そして彼女達の顧客は主に戦利品を街に運んだ船員でした。

時代が移り変わるとともに、飾り窓地区は繁盛していきましたが、また周囲からの反対の声もありました。
何度か市議会からの禁止令が出たこともあります。

その後もアムステルダムの歴史と共にこの地区は存在し続け、今の形となっています。

彼女たちは合法的に働いています

「世界中のセックスワーカーへ敬意を(RESPECT SEXWORKERS ALL OVER THE WORLD)」

現在、ここで働く彼女たちは合法的に働いています
そこにはアムステルダムの地方自治体が制定する条例があり、それに従って働いています。

また彼女たちは他の市民同様に、自営業として税金も払っています。

飾り窓地区の治安は?

見回りをしている警察官

治安に関しては、いろんな意見があるかと思います。

この地区は常に多くの警察官が見回りをしていますし、家族連れの観光客でさえいます
また、この地域には一般の市民も住んでいます。

昼間に女性ひとりで歩いていたとしても、危険に遭うことはほとんどありません

しかし、私個人の意見としては「とても良い」とは言えません

大麻が合法ということもあり、実際に違法ドラックなど道で売買する人もいます
また、混雑するこの地区ではスリに遭うことも珍しくはないようです。

しかし、そういう危険性があるということを踏まえていれば、ある程度の危険は回避できるのではないかなと思います。
海外慣れしているような方でしたら、おそらく大丈夫かと思います。

また一人で行く予定の方は、明るいうちに行くことをお勧めします。

ena
ena

ちなみに私はひとりで明るいうちに行きました。
男性に声をかけられましたが
英語がわからないフリをして、無視ししました。

飾り窓地区に行く際の注意点は?

飾り窓地区に行く際の注意点として、以下の5点を気を付けてください。

  • 働いている女性達の撮影は禁止されています。(働く女性に敬意を払いましょう)
  • なるべく貴重品は持ち歩かないようにしましょう。(スリに気を付けてください)
  • 大声を出したり、騒がしくしないでください。(この地域には市民が住んでいます)
  • 路上販売者は無視してください。有害な薬を売られる可能性があります。
  • 路上飲酒はオランダで禁止されています。

レッドライト シークレット(Red Light Sercret Museum)に行ってきました

飾り窓地区にある、レッドライト シークレット ミュージアム(Red Light Sercret Museum)に行ってきました。

このミュージアムでは、アムステルダムの飾り窓地区の歴史を展示しています。
彼女たちはどうしてここで働いて、そして実際どのようにお金を稼いているのかなどを知ることができます。

展示の中には、一部衝撃的なものもありますので苦手な方はお気を付けください

実際の仕事場を再現した展示

ena
ena

正直、ネガティブなイメージが多かったのですが
どのように彼女達が働いているかを知ることで
考え方が変わりました。

Red Light Secrets [公式サイト]
アドレス:Oudezijds Achterburgwal 60h, 1012 DP Amsterdam, Amsterdam [地図]
営業時間:11:00-22:00

まとめ

オランダは「人の欲求」に対してとても寛大で、他の国では違法なことが合法となっています。

そんな国に行って感じたことは、世界にはいろんな考え方があり、そして偏見や自分の知識だけで判断をするのでなく、しっかりと根拠や他の意見を知ることが大事なのだなと感じました。

そんなことを考えさせられたアムステルダムの旅でした。

ena
ena

ただ、女性ひとりで飾り窓に行かれる方は
気を付けてくださいね。

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