ロンドン・オイスターカードの簡単ガイド【2023年版】

YMS・英国留学

ロンドンの交通機関を利用する上で、持っていると便利なのがオイスターカード(Oyster Card)です。
オイスターカードは、イギリス市内の交通機関で使用できるICカードのことです。
これからロンドンで暮らす人はもちろん、旅行で滞在する予定の方も持っておくと大変便利です。

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今回は簡単に概要だけをまとめてみました。
とりあえず、これだけ知っておけば良いかなと。

オイスターカード(Oyster Card)は便利なカード

オイスターカードとは、TfL(Trans for London)が運営するロンドン市内すべての地下鉄、バス、DLR、トラム、オーバーグラウンドでの利用が可能なICカードです。
日本でいうPASMO/SUICA/ICOCAのようなものです。

毎回、切符を買うよりも自動的に割安の料金が適用され、一番安い運賃でオイスターカードから引き落とされる仕組みとなってます。
ちなみに現在、ロンドンのバスは現金での支払いが不可能のため、乗車にはオイスターカード(コンタクトレスカード)、トラベルカードなどが事前となりますのでお気をつけください。

オイスターカード購入の仕方

オイスターカードの購入は、駅の販売機、駅の売店、オンライン(国外は不可)、ビジターセンターなどで基本どこででも簡単に手に入れることができます。
販売機は日本語表記も可能なので、英語が苦手な方も問題なく購入することができます。

駅の販売機
日本語表記に変更が可能です。

オイスターカードの利用方法

オイスターカードを利用するには事前に、カードに入金をしておかなくてはなりません。

Pay as you go (PAYG) 〜毎回チャージする方法〜

事前に駅の販売機、売店などで入金(top-up)をしておき乗車ごとにカードから差し引く利用方法です。
ちなみに1日の利用運賃の合計が一定額を超えた場合は、それ以上は課金されないようになっています。(これをDaily capと言います。)

トラベルカード・バスパス(Travelcard/ Bus Pass)と連携して利用する方法

これは指定されたゾーン内で一定期間乗り放題のトラベルカードや、バス乗り放題のバスパスをオイスターカードに記録し利用する方法。
日本でいう定期券のような形式です。
オイスターカードで利用可能なトラベルカードには、7日間・1ヶ月、1年間有効なものがあり、各ゾーンの範囲によって値段が異なります。

詳しい金額についてはTfLのサイトで確認をしてみてください。

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定期券にするか、毎回チャージするか選べるのは日本のICカードと同じですね。

入金が完了したら、あとは乗車時にタップをするだけです。
電車の場合は乗車時と降車時に、バスの場合は乗車時のみタップする必要があります。
また、バスの場合は1時間以内であれば乗り換えを何回しても初乗り運賃で利用ができます

学割・子供用カードもあります

オイスターカードは、学生または17歳以下であれば割引があります。

学生オイスターカード(Student Cards)

引用:Transport for London

Student Cards(学割カード)はオンラインで申請をすることができます。
条件は18歳以上で、週に15時間以上のクラスがあり(フルタイム)、かつ14週以上 語学学校、専門学校や大学などで学んでいる事となります。
そしてロンドン市内に滞在をしている(自宅・寮・ホームステイ先の住所が)ということも条件の一つです。

子供用オイスターカード

引用:Transport for London

子供用には、11~15歳、16~17歳の区分でカードを発行でき、いずれも申請用紙に詳細を記入し証明写真を貼り付け申請します。
ちなみに、10歳以下は地下鉄の料金は無料となっています。

詳細はこちらをご確認ください。

ビジターオイスターカード(旅行者向けオイスターカード)

引用:Transport for London

旅行者向けのオイスターカード(Visitor Oyster card)もあります。
カードを購入するには£3が必要で、通常のオイスターカード同様に無期限で利用ができます。

ビジターオイスターカードは、お土産として持ち帰れるようなデザインになっています。
また通常のオイスターカードとは違い、渡英前に日本で購入をすることも可能です。

詳細はこちらをご確認ください。

利用する際の注意点

乗車(下車)の際にタップをし忘れるとペナルティとして、通常以上の金額が引かれるのでタップし忘れには注意が必要です。

ですが、ペナルティを引かれてもオンラインもしくは電話にて48時間後に申請をすれば返金をされます。
返金申請後、オイスターカードの場合は次回の乗車時のタップで返金がされます。
しかし、コンタクトレスカード(クレジットカードなど)の場合は、返金までにかなり時間がかかります。

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とにかく面倒なのでタップし忘れにはご注意を。
私は乗り換えでタップがちゃんと出来ておらず、入金していた金額全てが引き落とされた経験があります。(後日、申請しお金は戻ってきました。)

トラベルカードとどっちがお得?

トラベルカード(Travelcard)は有効なゾーン内での、ロンドン内の交通機関を利用することができ、
シーズンチケット(Travelcard season tickets)と1日チケット(Day Travelcard)があります。

オイスターカードと比べてどちらがお得どうかは行動範囲によって異なり、人それぞれになるかと思います。
どちらがお得かについては、TfLのサイトで確認をしてみてください。

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オイスターカードの方が自由度がありますので、旅行者も滞在者もオイスターカードの方が便利じゃないかなと私は思っています。

コンタクトレスカードとどっちが良い?

引用:Master Card

オイスターカード、トラベルカードの他にもコンタクトレスカード(Contactless cards)で交通機関を利用することもできます。

クレジットカードやデビットカードなどのコンタクトレスカードのタップ機能で、オイスターカード同様に交通機関を使用することができます。
また料金もオイスターカードと同じ様式で引き落とされますので、わざわざオイスターカードを発行しなくても、ロンドンの交通機関は問題なく使用ができます。

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Apple PayやGoogle Payと連携して、スマートフォンでタップしている人がほとんどです。
わざわざお財布からカードを出す必要もないので、とても便利です。
ロンドンではオイスターカードを使用している人の方が少ないかと思います。

まとめ

ロンドンの交通機関は、オイスターカードもしくはコンタクトレスカードで利用した方が断然楽です。
ロンドン市内を交通機関を利用し、観光・通勤する人はぜひオイスターカード(またはコンタクトレスカード)で交通機関を利用してみてください。

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