イギリスではクリスマスシーズンが近づくと、必ずと言っていいほど芽キャベツが目に入ってきます。
芽キャベツは英語で「Brussels Sprouts」と言います。
日本ではなかなか馴染みのないこの野菜、なぜイギリスではクリスマスに芽キャベツを食べるのでしょうか?
また栄養価は?調理の仕方は?
今回は芽キャベツについて簡単にまとめてみました。
私の1番好きな野菜です。
今回は好き過ぎて、芽キャベツについてまとめてみました。
芽キャベツってどんな野菜?
芽キャベツはアブラナ科の一年草で、キャベツの変種のひとつです。
また原産地はベルギーのブリュッセル近郊で、ブリュッセル市(Brussels)にちなんで「Brussels Sprouts」と名付けられました。
栄養価:
芽キャベツはビタミンC を豊富に含んでいて、可食部100gあたりのビタミンC 含有量は160mgです。
キャベツと比べるとビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍、ビタミンB2は約7倍、β-カロテンはなんと約14倍も含まれています。
他の野菜と比べても明らかに優れた栄養価であることがわかります。
野菜の種類 | 100gあたりのビタミンC含有量(mg) |
芽キャベツ | 160 |
パプリカ | 170 |
ブロッコリー | 120 |
ケール | 81 |
選び方:明るい緑色、葉は少なく、においのしないもの。
綺麗な明るい緑色で、ふっくらした芽キャベツを選びましょう。
色が濃い場合は古い可能性があります。
また古い芽キャベツは匂いが強く、新鮮な芽キャベツは匂いがまったくありません。
球が小さいほど甘く、また茎についたままの方が新鮮です。
良い芽キャベツは葉がコンパクトで、手触りがしっかりしています。
個人的には下処理が面倒ですので、大きい球が好きです。
イギリスでの芽キャベツ、なぜクリスマスに食べるの?
イギリスでは冬が旬の芽キャベツ、10月〜3月ごろまで出回っております。
また、値段もかなり安価です。
イギリスに芽キャベツが導入されたのは19世紀ごろなのだそうです。
なぜクリスマスに芽キャベツを食すかというと、
それは単純な理由で冬が旬であるためで、特に理由があるわけではないようです。
大した理由がなくてちょっとがっかり。。
ちなみにクリスマスディナーに芽キャベツを食しているのは、イギリスくらいだそうです。
シンプルにイギリス人が芽キャベツ好きなのでしょう。
日本での芽キャベツ
日本での芽キャベツの旬は冬で、主に静岡県で栽培さています。
芽キャベツは高温と湿気に弱いため、収穫時期は11月中旬から3月までに限られています。
虫もつきやすく、日本での栽培は難しいようです。
そのため日本のスーパーで困難で、値段も海外と比べると少々高く、日本では簡単には手に入らないでしょう。
芽キャベツの下処理と食べ方
芽キャベツが茎についた状態の場合はそれぞれを切り落とし、葉や黄色くなった部分を切り落とします。
大きい球の場合は、均等に火が通るように茎の部分に十字の切り込みを入れると良いです。
茹でる場合は、沸騰したお湯に塩を入れ5~10分ほど茹でます。
炒める場合は半分にスライスし、10分ほど炒めると良いでしょう。
また生で食すことも可能で、クリーミーなドレッシングやマヨネーズにあえてサラダにすることも可能です。
【芽キャベツの食べ方】下処理からレシピ、冷凍保存まで!(ニチレイ)
まとめ
日本ではなかなか食べることが難しい、芽キャベツ。
ヨーロッパだとお手軽に手に入り、美味しく栄養価も高いです。
ぜひ、スーパーで見つけた際は購入してみてください。